二、切なさと愛しさと下心と。

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『〇月×日 あかまさくんが『そんなにおれがふれたらだめならもうちかづかないよ』ってかなしいかおでいいました。 そのままようちえんのおへやからでていこうとしました。ぼくは、これでこんじょうのおわかれのようにおもい、ないてしまいました。 おおごえでなくぼくを、あかまさくんはみすてたりしません。 かなしそうに、どうしたらいいんだよ、といいました。 ぼくにもわかりません。』 『〇月×日 きゅうしょくでりんごがでました。 ぼくはぷりんにへんこうしていましたが、おへやのみなはおいしそうにりんごをたべています。 すると、あかまさくんがぼくのせきのちかくにすわりました。 あかまさくんもぷりんでした。 しょみんのあじだな、といっていました。三つで100えんの、かかくはかいのあじだといっていました。よくわからないけど、ものしりだなってかんしんしました。 かかくはかいのぷりんはおいしかったです』
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