二、切なさと愛しさと下心と。

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『〇月×日 ちかづけないけど、ぼくのきもちはかわりません。 はなれていても、さわれなくても、ぼくはあかまさくんがすきです。 ほんにんにいってしまったら、しんでしまいそうなほどしんぞうがバクバクするので、しにたくないのでいわなけど、ぼくはずっとこのまま、あかまさくんがすきだよ』 『〇月×日 いや、やはりきらいだ。だいきらい。ばか。ばか! ばか、ばか、ばかばかばかばかばかばばか、ばーか。 あかまさくんなんてきらいになってしまいたい』 『〇月×日 あかまさくんがきのうのしゃざいを、いいにきました。 ぼくはあいたくないので、ようちえんでもいえでもむししました。 そうしたら、きをのぼって、ぼくのへやにやってきて、あやまってきました。 へやにははいらなかったです。あと、ロミオとジュリエットみたいだね、といっていました。 ぼくは、ジュリエットはおっぱいがおおきいおんなのこがいいので、ちがうよ、とことわりました。』
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