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「え…っ?」
「まあ…2連覇確実視されてる」
昨日、藍が話してた“もっと疲れること”て、コンテストの事だったのかな?
「でも凄いね。 如月君、紫津木の事…藍って呼んでるんだ」
「ええ…まあ」
「だろ?」
と、何故か得意気な顔の北本君。
「紫津木が、藍って呼んで…て、言ったの?」
「はい…」
うわあ…ダメだ。 やっぱり、あの時の艶っぽい藍が思い出されて、顔中…いや、身体中が熱くなる。
「如月君?」
閉じていた瞼をゆっくりと開けると
「チークが要らない位、ほっぺた赤くして…紫津木の事…好きなんだね?」
その言葉を聞いて、ますます熱くなった。
「え…いや…その…」
オレの目を真っ直ぐに見据えて、ダイレクトに訊かれると、さすがに恥ずかしい。
「如月君て、私らより年上なんでしょ?」
「…3つも上です…」
年下の言う事に、いちいち反応して…
年上らしくはないよね…。
「如月君て、可愛いんだけど、スッゴい色気があるよね」
「へ?色気?!」
何…言ってるんだ?
「無自覚か…。アイツも苦労するな」
北本君まで?
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