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「純真無垢な子供は簡単に生き物を殺す。それも笑顔で・・・。雛。お前は『簡単に殺される』側の人間だよ。お前はもう田代 友利って『純真無垢な冷酷な子供』に毒されている。あとは殺されるのを待つだけだ」
『秋人』の言葉に俺は『なるほど』と納得させられた。
「つまりは・・・『アンタら』も『純真無垢な冷酷な子供』に毒されてるってことだろ?」
俺の言葉に『秋人』はクスリと笑っただけだった。
ほら。
図星だ。
「幸せな結末を願っているよ」
『秋人』はそう言うと俺の横に来て俺の額に軽くキスをした。
「・・・『何もするな』って言ったのに」
俺はそう言って苦く笑うことしかできなかった。
そんな俺を見て微笑む『秋人』はやっぱり王で俺はそんな王にいいように弄ばれる猫なんだと思う。
きっとそれはずっと変わらない。
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