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黒猫と彼女。
「あっ・・・んッ! んぁっ!」
薄暗くした部屋に愛しい友利の嬌声とベッドの軋む音とが混ざりあって響いていた。
俺は枕に額を押し当ててシーツを掴み、甘い艶かしい声を遠慮がちに出している友利先輩の様子をそれとなく観察していた。
(そろそろ・・・限界かな・・・)
そう思うと同時に友利先輩は俺を何とか振り返って涙の浮かんだ瞳で俺をぼんやりと見つめてゆるゆると首を横に振った。
そんな様子の友利先輩を見ても俺はその行為をやめることはしなかった。
何となくもっといじめてやりたいと思ったからだ。
「ひ・・・なとッ! も、もう・・・無理ッ! あっあぁッ!」
そう言って身体を捩って艶かしく鳴く友利先輩は今まで関係を持ってきたどんな女性たちよりも妖艶で愛らしい・・・。
俺はどうしようもないほどに友利先輩のことが好きだ。
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