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肩を落として繁華街を歩く。人通りも多く背の低い少年はぶつからないようにして歩くので精一杯。身長は160cm届くか届かないくらい。
行き交う人が少年を振り返る。少年は気づいていない。ひそひそと話し声が聞こえる。
「今の子、可愛いね!女の子…よね?髪も長くて綺麗で私もあんな子に生まれたかった!」
「あれで男とか失礼だよ。ちっと外国人っぽいよね?色も白いし華奢だし、いかにも野郎が守りたい!って感じ」
話し声が耳に入りそんなに可愛い子がいるのかなんて思いつつ少年は歩き続ける。
自分が噂されているとは全く以て気づいていないようだ。
少年は類い稀な美貌の持ち主だった(本人無頓着)しかし美形とはかけ離れた美少女側の方だった。
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