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いつもの自分らしい髪になり、晴斗は笑みを浮かべる。辺りを見渡し落ちていた髪もきちんと全て拾い集めてゴミ箱へ捨てる。
ハンドソープで手をきちんと洗い、水で洗い流すと備え付けのタオルで水気を取る。
最後に鏡で身嗜みを整えると晴斗は脱衣所から出てリビングへと向かう。
『ご飯は俺が炊いておくよ。冷蔵庫の材料も好きに使ってくれて大丈夫だから朝ごはんきちんと食べるんだよ』
と朔は昨日言ってくれていた。その言葉通りに炊飯器の中には美味しそうに炊けたご飯があった。量は2.5合くらいある。
仕事もやりながらなのに、いつ炊いてくれたんだろうと晴斗は思いながらも感謝し一旦炊飯器の蓋を閉めて冷蔵庫の扉を開けた。
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