告白

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『…やっぱり…行くなとは言ってくれないんだね…』 『…俺に、そんな事言う資格無いし…』 『…だよね…解った。帰る。』  言って千尋さんは立ち上がった。 『…送るよ。』 『良い。1人で帰る。大事な時期に、変な相談してごめんね。これ、私の分。』  千尋さんはそう言うと、1人分の料金をテーブルに置いて、俺を置き去りに足早に部屋を出てしまった。  俺はと言うと、そんな千尋さんと目も合わせられず、脇目で千尋さんを見送った後、暫く部屋でボーッとしていた。
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