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「じゃあ、なにか別の可愛らしい物が欲しいです。そうですね……洋服……いや、待って。神様はチャイナ服とか渡してきそう。じゃあ、めう……まゆ毛ネコの『めう』のグッズが欲しいです!」
めうとは、目の上にまゆ毛の様な模様がある可愛い白猫だ。
「めう? よく分かりませんが、ゴル〇13の様なまゆ毛を付けたネコなら、げたんわさんが飼っていた気が……」
……
……
「違うよ!」
「俺の背後に立つな……なーんちゃって、アハハハハ……」
神様は嬉しそうに墨を吐いている。
「〇ルゴ13のネコなんて可愛くないでしょ!」
神はショボンとした。
「お菓子が食べたくなり、ポテトチップスを買いました。次の日、次女のミクに全て食べられていました。甘い物が食べたくなり、チョコレートを買いました。次の日、ミクが空箱を渡してきました。自棄になり、チョコ〇ールを二つ買いました。次の日、空箱がゴミ箱に入っていました……」
「なんの話!? 悲し過ぎるよ!」
「でも、チョ〇ボールを一粒だけ渡され『あ・げ・る』って言われましたよ。羨ましいでしょ?」
「悪女なの!? ミクちゃんって二歳児でしょ!? もういいです。神様は自分の為に能力を使って下さい!」
「自分には使えないのです。皆さんを幸せにする能力なので……」
「……そうなんですか? ゴメンなさい。その気持ちだけで十分です」
神様を困らせてしまった。泣かないでと神様をナデナデしてみる。
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