最強のパーティー

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最強のパーティー

「1年経つのもあっという間だったね。また一緒にこの店に来れて良かった。」 彼女が言う。 今僕と彼女はとあるレストランにいる。思い出のレストランだ。 このレストランは元々、彼女が気に入っていて学生時代に良く出入りしていた店だ。 店の中心にはステージがあり、食事をしながら様々な余興が楽しめる。 去年、僕はここで彼女に告白した。 僕の申し出に彼女が頷いた時、ステージにいたグラスバンドの演奏も最高潮の盛り上がりとなり、なんともロマンチックな瞬間となったのを僕は一生忘れないだろう。 相当な人気の店であるのに、プレゼントの事で頭が一杯だった為に予約がギリギリになってしまったが、どうにか予約出来たのは運が良かった。 そしてまさに今、僕は彼女に初めてのプレゼントを渡すわけだが、正直言うと凄まじい緊張に襲われている。 それでも僕が逃げずに居られるのは、頼もしい助っ人達の協力があるからだ。 「お腹いっぱい!」 食事を食べた後、彼女は満足げな顔で言った。 「そうだね。何かデザートいる?」 「うーん。なにか甘い物食べたいな!」 そう聞いたのを見計らい僕はトイレに立つと見せかけ、店長の元に向かう。 この店長が1人目の協力者だ。     
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