最強のパーティー

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~ 協力者1 店長 ~ このレストランの店長。口ひげをはやした中背の優しい顔した男性だ。サプライズとして、事前にケーキを注文してある。 「サプライズですか、分かりました。彼女が学生時代によく頼んでいたケーキがあります。それをベースに素敵なケーキを作りましょう。」 そう言ってくれた頼もしい協力者だ。 「店長。ケーキをお願いします。」 「分かりました。ではすぐお持ちします。」 それを聞いて僕は彼女の元に戻る。 再びメニューを開き2人であれこれ選ぶ。 そうしてるうちにケーキが運ばれてきた。 「え!?」 彼女が驚いた顔をしている。 そのケーキはイチゴとチョコがミックスされたケーキで、表面にはホイップクリームで「一年記念」という文字がデザインされていた。 僕のカテゴリーの中でケーキは、ギリギリプレゼントには入らない。 食べ物は2人で一緒に楽しめるからだ。 僕も食べたかったら等の照れ隠しも使い易い。 しかしプレゼントは違う。 プレゼントは完全に相手に喜んで貰う為であり、そこに自分は関係ない。 相手に尽くす。 そこが緊張する理由でもある。 そんなプレゼントを渡すという行為を、スムーズに行う事が出来る方法がある。     
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