最強のパーティー

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そう言ってから僕はネックレスを見つめる。 少し歪な形をしているようにも見えるが、なんとなく心温まる優しい雰囲気のネックレスだ。 実を言うと、彼女からは付き合って三ヶ月目にセーターを貰って以来プレゼントを貰っていなかった。 内気な僕にプレッシャーを掛けない為に、彼女も敢えてプレゼントを贈らないようにしていたのだろう。 そんな彼女からの突然のプレゼントは嬉しいものがある。 僕と彼女はお互いにプレゼントを身につけ眺めたりした。 なんとも心温まる素晴らしい時間だった。 そうこうしている内にステージにある集団が登っていくのが見えた。 それはなんと去年演奏していたグラスバンド達だった。 なんという偶然だろうと思った。 グラスバンド達は静かに演奏を始める。 僕と彼女はその演奏に聞き入る。 その心地よいメロディーを聴きながら僕はちらっと外を見た。 外はパラパラと雪が降っている。 それは、しっとりとした気持ちの良い雪だ。 天気予報通りだ。僕はそう思った。 ~ 協力者 4 雪 ~ クリスマスを彩る頼もしい協力者。 店長、変態パラダイス、Y子、そして雪。 皆の協力により僕は、最高の形で彼女にプレゼントを渡せたと思う。 僕にとって、最強の協力者達。最強のパーティーだ。     
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