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また、彼氏には内緒で去年ステージに居たグラスバンドを呼ぶことにした。
ステージに上がるアーティストのリクエストには少々お金が掛かるらしいが、私は呼びたかった。
彼氏が私に告白してくれた時演奏していた、思い出のグラスバンドだからだ。
その為、少々出費が掛かってしまったので、プレゼント代の捻出をどうしようか悩んでいると、ハンドメイドのアクセサリーを作ってる友達がいたので、教えてもらいながら自作のネックレスを作ることにした。
何よりも気持ちを込めることが大切だとその友達は教えてくれた。
店長
グラスバンドの方々。
友人。
出来上がったハンドメイドのアクセサリー。
それと、雪。
彼氏が私にプレゼントを渡す為に、色々サプライズを用意してくれたように、私もそれに応えるために最強のパーティで臨んでいた訳だ。
結果、今回の一年記念日は凄く良いものとなった。
それもこれも皆の協力があったから。
ありがとう。
心の中でお礼を言った。
そして、私は横目で彼氏を見つめる。
それに呼応するかのように、グラスバンドの音楽が最高潮の盛り上がりをみせる。
去年、彼氏に告白して貰った瞬間を思い出す。
(もう1年かー。)
時の流れの速さには感慨深いものがあると、ぼーっと考えていた。
すると彼氏が不意にこちらを振り向いてきた。
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