0人が本棚に入れています
本棚に追加
「いち、じゅう、ひゃく、せん、まん……。
二万一千円!!」
私のお小遣いではとても手が出ないよ。
「こんなに高価なんだ……。」
一番安いのは……。
それでも一万九千八百円。
ぐううう。
ダメだとてもじゃないけど手が出ないよ。
ガックリと肩を落としながら玩具売場を後にした。
その日は家に帰っても、何故か鉄砲のことが頭から離れなかった。
翌日旗門と一緒に学校へ向かうと旗門が悔しそうに話を始めた。
「一年先輩の華鳴樹先輩が電ガンを買ったんだって……。
ナガモノだぜ。
ライフル。
良いなぁ。」
すごく羨ましそうだ。
最初のコメントを投稿しよう!