思い出はセピア色

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  旗門は私の話を聞いて 「本当か? いいのかよ。」 「うん、旗門さえよければね。」 本当は鉄砲をプレゼントしたかったけどね……。 「ありがたい。 流石衣音。」 旗門は私に抱きついてきた。 「今から楽しみだ。」 ウキウキ気分で離れる旗門。 私の手を握って学校へと駆けだした。 それから翌月、私はお小遣いを握りしめ旗門とトイガンショップにいた。 「へ~。 木野瀬ちゃん良い子だね。 西野君にはもったいないよ。」 この間の店員さんにいきさつを話していた旗門。 「だから、ちょっとオマケしてよ。」 「そうだね。 西野君の初の銃だからね。」 ちょっと苦笑いの店員さん。
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