思い出はセピア色

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  「銃はどれにする? サバゲーやるなら弾数多いヤツの方が良いと思うけど?」 店員さんが箱を取り出した。 「いや、ワルサーPPKでお願いします。 後ガスと弾とシューティンググラスを。」 「そうだね。 それだけあればとりあえずゲームは出来る。 けどワルサーPPKで良いのかい? もう少し大きめの銃の方がゲーム向きだよ。」 「この銃はオレと衣音の共有財産。 衣音も使うことを考えると、大きなのはね。」 「え? 旗門の誕生日プレゼントだから旗門の好きな鉄砲で良いんだよ。」 私は慌てて旗門に言った。 どのみち私はサバイバルゲームはしないし。
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