ボクはトニーのおともだち

ボクはトミー。
トニーのおともだちなんだ！

ボクのお家は、トニーのお部屋にある、おもちゃ箱の中。
ボクは、クマのお人形なんだ。
トニーが生まれた年のクリスマスに、サンタクロースのおじいさんに連れられて、トニーの家にやってきた。
それからずーっと、ボクとトニーはおともだち。

トニーと僕は大の仲良し。
ボクのトミーっていう名前も、トニーが付けてくれたんだよ。
双子みたいで、とっても気に入ってるんだ！

ボクと、トニーはいつでも一緒！
寝る時も、ご飯の時も、僕はお水が苦手だからお風呂は一緒に入れないけど、トニーの夜中のおトイレについて行くのも、ボクの役目なんだっ！
すごいでしょう？

ボクとトニーは、たくさんお話をして、時にはケンカもする。
とは言っても、ボクはおしゃべりが出来ないから、ずっとトニーのお話を聞いてるだけ。
ママに叱られて、泣いちゃったトニーが「なんでトミーは何も言ってくれないのっ！」って、ボクのことをベッドの上に放り投げることがある。
そんな時は、すごく悔しい。そういう時を、ボクはケンカだって思ってる。
でもね、すぐに仲直りするんだ！
だって、ベッドの上に放り投げられても、耳や腕を引っ張られても、すぐにトニーは、またボクをぎゅう～ってしてくれるんだ。
それって、大好きっていうことでしょう？
ボクらは、本当に仲良しなんだ。

もう分かるよね？
ボクは、世界で一番幸せなクマのお人形なんだっ！