エピローグ

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エピローグ

 その後、どれだけ新聞を読んでも、彼の死はどこにも載っていなかった。  友達のいない大学生が一人死んだところで、誰も気になんてしないのだ。  でも彼の家族は、その死を決して忘れはしない。  時間が経っても、彼の死は残った家族に影響を及ぼし続けるだろう。  そしてそれは僕も同じだ。
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