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「ッはあ、あん、っ」
ギャスパーが口を離した隙に、アリアが呼吸をした。彼の手がアリアのシャツの下に滑り込んで胸の尖りを摘んだから、アリアは久しぶりのその刺激に声をあげた。体はちゃんと覚えていたのだ。アリアはそれが恥ずかしくもあり、愛する人の体で感じられる自分が頼もしくもあった。
「はっ、かっわい」
ギャスパーが言った。その言い方が独り言みたいで、秘密の彼を知ったようでアリアは興奮した。もっと見て欲しくて、もっと欲望を知って欲しくて、アリアは羞恥を抱えたまま勇気を出した。
額の擦れ合う位置にいるギャスパーに舌を突き出して、アリアは目だけでねだった。彼はすぐにわかってくれたようで、自分のベロも差し出す。キスがあまりに気持ちよくて、アリアは物足りなかったのだ。はしたないとか浅ましいとか、そういうことは考えない。ギャスパーが、本当のアリアを見るたびに興奮していくことがわかったから、アリアは遠慮せずに二人でちゃんと気持ちよくなりたかったのだ。
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