恋の心臓、呼吸の果てまで

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 また射精しそうなのだろう。アリアは必死に制止するがギャスパーは指を増やした。空気の漏れる音と水の泡立つ音が入り混じって官能的で少し下品で、なのにアリアがあまりに綺麗だからすべて帳消しされていく。暑いこの島で波音に紛れ喘ぎ、全身に汗を浮かべるアリアはとてつもなくそそる体をしていた。 「いいよ、何度でもイッていいから」  ギャスパーが言うと、アリアは一瞬ギャスパーの方を睨んで言った。 「あっ、もお、やだって言ってるじゃんっ…!」  ギャスパーはようやく気がついた。アリアは本気で抵抗していたのだ。その証に、彼は自らの性器の根元をきゅっと握って、トロトロ溢れ出てしまいそうな液体をせき止めていた。 「疲れて、ぼ、僕が寝ちゃったら、またできなくなる!」  その言葉でやっと、ギャスパーはアリアの欲求の深さを知った。前回は準備をしていなかったから彼は今回準備してくれた。そして、絶対にギャスパーと繋がりたいからとこんな風に我慢してくれる。 「…ごめん」 「いいから、もう限界」  アリアの言葉にギャスパーは彼の中からジュポッと音を立てて指を引き抜いた。とにかく愛おしさしか感じない恋人に、ギャスパーはもうどんな言葉を尽くしたらいいのかわからない。可愛いアリアを手に入れることしか、彼の頭になかった。 「挿れるね」  そういったのと同じタイミングで、アリアのうごめくアナルにギャスパーは先をぴったりとくっつけた。アリアの目が期待にとろける。もしかしなくてもこの恋人は快楽に弱いらしい。     
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