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ずちゅ、と、重い音がした。迎え入れてくれた入り口は先ほどまで慎ましく閉じていたのに、指を入れたときと同様、素直にすぐに開いていく。歓迎されていることがなんだか嬉しくなったけれど、ギャスパーはあまりの気持ちよさに何も言えなかった。彼は申し訳なさそうにアリアの長い髪をひとふさ掬ってキスをして、両手でアリアの細腰をつかんだ。
「あっ、あ、あ、あああああんっ」
一気に突き挿れられた衝撃は大きかったが、それ以上に快感が勝る。手前の前立腺も奥の行き止まりもとにかく気持ちがよくて、アリアはただギャスパーの背中にすがるしかなかった。気持ちがよくて挿れられた時に射精したが、ペニスはもう完全に復活している。中に全て納まったギャスパーのそれを愛おしげにアリアは食い締めて、律動に合わせて腰を振った。貪欲に快楽を追い求めるそれは野生的で清廉なアリアの見た目から想像がつかないほどで、興奮したギャスパーはゴッゴッと無遠慮に中を暴いた。
「アリア、アリア好きだ。君が」
「んっ…あっあっあっ、僕、も、あんっ…好きいっ!」
アリアの体は上に逃げて行こうとするが、ギャスパーはまた腰を引き寄せて結合を深くした。そのままグリグリと腰を押し付けたら、アリアは一瞬声も出せないほどに感じてしまった。脳がとろけてしまいそうだった。
「……っあ、いいっ、気持ちいいよおっ、ああああん」
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