一瞬の輝き配信

復活

「復活した？復活した？はい、再開します。途切れたね、唐突に」

「この唐突に途切れる感じがリアルじゃないですか。いやーしょうもない配信やってるから罰が当たったんじゃないですか？ほら、コメント見て下さい。『復活おめ』もあるけど、『まだ続けんの？』『クソ配信どうやってしめるんだよ』とかもありますよ。プロデューサー、これマジでどう終わらせるんですか？」

「いやきりが良いところで適当に終わらせる。ってかね。これ、なんで今回このタイミングで配信やってるか、お前ちゃんと分かってるよね？」

「なんか、コンテストに送る用なんですよね？え、マジでこんなクソしょうもない配信をそのまんま応募するんですか？無謀過ぎません？」

「クソしょうもないからこそやるんだよ。今回の『一瞬の輝きムービーコンテスト』は、うまく入賞できれば賞金出るからな。活動資金にあてる。だから、頑張れ！」

「いや、頑張れって！無責任プロデューサー！こんなしょうもない配信垂れ流しなんて、いくら編集しても面白くなるわけないじゃないですか！入賞とか何夢見てんですか！」

「おま、アイドルのくせに現実的なこと言いやがって！こんな機会でもないかぎり、お前はろくに配信もやらねーだろーが！俺はチャンスを与えてんだよ！俺だって分かってる！今回のコンテストのQ&Aでな。アクションシーンと撮るにはどうしたらいいですか？とか、そういうマジで結構本格的な質問とかあったんだぞ！おい、マジで気合入れて作るのかよ！って。もう応募の際の質問段階でレベルが違うからね。うちらみたいに、締め切り直前になっていっちょやってみるか！じゃねーから。途中でゲームにハマって放り投げてたけど、一応最後終わらせるために再開するようなことやってねーから、他の応募作品は！」