黄金色の欠片
17/22
読書設定
目次
前へ
/
22ページ
次へ
「お待たせ」 声と共に肩を叩かれて初めて相手が来ていたことに気付く。 「ああ」 今日から着始めた冬用の白い厚地のコートを着た妻の真央が何となく他人に見えた。 「どうだった?」 半ば答えを知りつつ尋ねる。 「やっぱり妊娠してた」 自分にとっても喜ぶべきはずなのに、さっきまでは心待ちにしていた報せのはずなのに、何故か相手の笑顔が遠く思える。 「今日で分娩予約までしてきたから遅くなったの」
/
22ページ
最初のコメントを投稿しよう!
3人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
6(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!