変わらない日々

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今日も隣の空地で無邪気に遊ぶ子供の声が聞こえる。 毎日同じ、この時間だ。 いつもの事だが、今日も気になって仕方がない。 『ゆっくりと寝かせて欲しい』と思いながら、ゆっくり振り返り窓の外を見る。 雑草だらけの荒れ果てた、立ち入り禁止の元公園。 今日も、姿が見えない子供の笑い声だけが聞こえている。 10年も前に亡くなった子供の笑い声が。 毎日うるさいから遊具を壊したのに、それでも遊んでいた。 その子供が亡くなった日の事を思い出す。 『まさか、こんな事になるとは、考えてもみなかった』と全身をゆっくりと揺らしながら思う。 壊したブランコのように揺れる自分の事を。
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