出会い

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まさか、子供が『かくれんぼ』でもしていて、ロッカー内に隠れていたら、何かの拍子に倒れて、出られなくなってしまったのでは。と思い辺りを見回すが、他に子供の姿は見えない。 それどころか、公園には自分1人しか居ないみたいだった。 もしかして、ロッカーが動いた様に見えたのは、気のせいではないかと思いながらも、足はロッカーに向かっていた。 いつもなら、どんな理由が有っても、絶対に近付かないのに引寄せられるみたいにロッカーの前まで歩く。 目の前にある倒れたロッカーの中からドンドンと叩く音がしたので 、急に怖くなって全力で走って家に帰った。 極度の人見知りの自分に嫌気がする。
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