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毎年、夏休みには田舎のお婆ちゃんの家に行く。
お婆ちゃんは、やさしいし毎年楽しみに来ている。
しかし、1つだけ不満がある。
それは、ある部屋の天井が、やや黄みがかっていたりシミみたいな部分が、人の顔に見えてしまう事です。
怖いので天井を変えるか壁紙でも貼ってと父に頼むが「気のせいだろう」と聞いてくれない。
昼間に天井を見ても、はっきりと自分には見えるが、他の人には見えないらしい。父が言う様に気のせいなのだろうか。
人の顔に見える物が、1つでもあったら怖いでしょ?
それが天井一面に無数に見えるから余計に恐ろしい。
それも、たぶん亡くなっている人の顔だけ。
これが気のせいとは、とても思えない。 見たくないが、やっぱり今回も見てしまう。
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