悲しみに向かう出会い

11/12

3人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
あはは、とトリスは笑い飛ばす。 「そんな事、気にしてたの? 良いんだよティナは僕に笑顔をくれるからね」 「私がトリスに?」 不思議そうにティナはトリスに尋ねる。 「そう。僕の話を君が楽しんでくれたり喜んでくれたら、僕も幸せになるんだ。そしていつの間にか笑顔になってるんだ」 そう言うトリスの顔は笑顔になっていた。それを見てティナは嬉しい気持ちに包まれていた。 自分も彼に何かを与える事が出来た事が嬉しかったのだ。 「トリス、私何も出来ないけど、あなたが来た時、何時でもを笑顔にしてあげる」 「うん、ありがとう」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加