第2章 自分に正直に

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その出来事をきっかけに眞下は麻宮に付きまとうようになった。 「何回言ったら分かるんですか?!鬱陶しいです!」 「まだ答えをもらってない!」 すると、麻宮は振り向き、眞下に言った。 「嫌いです!これで満足ですか?」 そう言いながら会社を出ていき営業へと出かけた。 少し言い過ぎたかと、感じながらも仕事に集中した。 営業から帰りやる事がある為に会社へと帰るとそこには誰もいなかった。 「あれ、いないんだ…」 いつも営業から帰ると、眞下が待っていたのを思い出した。 「案外いないと寂しいもんだな…」 そう言いながら、麻宮は仕事を始めた。 残業が終わり会社の外に出ても眞下はいなかった。 「いないんだ…」 そう呟く麻宮は眞下の事が気になっている自分に腹立ってきた。 「(なんで僕があいつのこと気にしてるんだよ…)」 そう思いながら自宅に帰宅した。
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