第3章 神が神であること

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空は半分の狐のお面とメガネをかけながら翔と春樹に着いていきながら探る前にこの広すぎる宮殿をまず案内してもらうことにした。 「この宮殿広すぎないか?」 空が疑問に感じていると、翔が答えた。 「まぁこの俺達神が住みやすいようにと、もうひとつ理由があるけどなぁー」 すると、空は疑問に思った。 「もうひとつって?」 すると、今度は春樹が答えた。 「僕達の1番偉い大神領と言う役職を持たれるお方、全知全能の創造神の1人ゼウス様を守るためです」 翔が続けて小声で喋り始めた。 「だが、それは表の姿、裏の姿は神を創り出すための実験施設だと言われている、まぁ噂だがな……」 翔がそう言い終わると先頭を歩いていた春樹が大きな扉の前で立ち止まった。 「どうしたんだよ!いきなり!」 すると、春樹は空に言った。 「ここがゼウス様のいる部屋です…」 すると、2人の顔が急に強ばり始めた。 すると、部屋の扉が僕達を招くように急に開き出した。 「入れ…」 その声は部屋中に響き渡る声で身体にズシッと響く低いバリトンボイスが聞こえた。 すると、入るのを恐れている2人をよそに空は部屋にトコトコ入り始めた。 その後にゼウスのお付の天使が2人に声をかけた。 「ゼウス様が呼ばれているのです、早く入ってください!」 そう言われ翔と春樹はお付の天使に背中を押され中に入れられると、お付の天使が素早く扉を閉めた。
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