第一章 僕は殺された

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「んっ…」 空は目を覚ました。 「僕は…」 空は殺された瞬間を思い出し首元を触った。 「はぁーよかった!夢か!」 そう、安心すると後ろから声がした。 「何言ってんだよ、死んだよ」 その声に聞き覚えがあった空は後ろを向いた。 「空、お前は死んだんだよ!」 「春樹!翔!」 翔と春樹を見て安心し、空はまた眠りにつこうとしたが2人に起こされた。 「起きろ!空」 「僕達に助けられたことを誇りに思ってくださいよね」 空はその言葉を聞き起き上がった。 「助けた?」 空は2人に質問した。 「なら、僕が殺されたのは真実?」 「そうですよ。首元を引き裂かれている空を助けたのは僕達2人です」 そう言われた空は真実を受け止めることにした。 「それにしてもここはどこだ?」 空から聞かれて2人は口を揃えてこういった。 「ここは天国です!」 その言葉を聞き空はまた意識を失った。 「空ったら…全く。」 そう言いながら2人は空を肩に担ぎ連れていくことにした。 「まぁ、今は一旦休ませるか」 「そうですね」 そう笑いながら2人は歩き出した。
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