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空が目を覚ますと、ベッドの上にいた。
「ここは…?」
そう呟くと奥から声がした。
「お目覚めかい?空?」
そうすると背中に羽を生やした春樹が目の前に現れた。
「春樹!なんだよそのコスプレ!」
そう言いながら空は笑うと、後ろから誰かに頭を叩かれた。
「いって~!何すんだよ!」
そう言いながら後ろを向くとそこには翔が立っていた。
「コスプレじゃねーよ!バカ空!これが俺たちの本当の姿だよ!」
その翔の言葉に空は言葉を失った。
「本当の姿……」
そう言うと空は俯き向きながら、少し笑った。
「なんだ、僕結局友達いなかったんだ…」
そう言いながら少しため息をつき空は顔を上げると2人は空に顔を近づけこういった。
「何言ってるんですか!友達は友達です!」
「友達に身分も格差も人か人じゃないとか関係ねーだろ!バカ空!」
その言葉が嬉しかった空の目には涙が溢れ出した。
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