第2章 僕は神になった

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空が目を覚ますと、ベッドの上にいた。 「ここは…?」 そう呟くと奥から声がした。 「お目覚めかい?空?」 そうすると背中に羽を生やした春樹が目の前に現れた。 「春樹!なんだよそのコスプレ!」 そう言いながら空は笑うと、後ろから誰かに頭を叩かれた。 「いって~!何すんだよ!」 そう言いながら後ろを向くとそこには翔が立っていた。 「コスプレじゃねーよ!バカ空!これが俺たちの本当の姿だよ!」 その翔の言葉に空は言葉を失った。 「本当の姿……」 そう言うと空は俯き向きながら、少し笑った。 「なんだ、僕結局友達いなかったんだ…」 そう言いながら少しため息をつき空は顔を上げると2人は空に顔を近づけこういった。 「何言ってるんですか!友達は友達です!」 「友達に身分も格差も人か人じゃないとか関係ねーだろ!バカ空!」 その言葉が嬉しかった空の目には涙が溢れ出した。
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