第8章 初めての喜び

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「エッチしたいなら一緒にしようや。そんな暇あったら訓練したい所やけど、今一郎さん貸し切りや。斬り殺す心配しながら訓練するの邪魔やて追い出された」 「へえ、あいつも訓練するんだ――ってバカ、マジ放せ!」 「さっき俺にちょっと抱きつかれただけで感じてたやないか。もっと気持ちようしたる」 とうとう押し倒されて肌に薄ら花が浮かび上がり始めても、三郎は抵抗を続けた。 「止めろ、なんでおまえと――」 「俺がええって。おまえ、知らんやろ。恋愛感情ない相手とした方が楽に気持ちよくなれるで」 「はあ?」 意外なことを言われて気を抜いた瞬間に着物を開かれた。四郎の柔らかい唇が、咲き始めた花の中心に触れると、三郎はピクリと跳ねて花の色を濃くした。 「どうして欲しいか言うてみ。好きな相手じゃ恥ずかしくて言えないこと、何でも言うたらええ」 「バカ、好きじゃなくても恥ずかし――んっ」 「まあ言わんでもバレバレやけど。てかおまえ、えらい敏感やな」 触れる度一々反応する体に感心しながら三郎を裸にすると、四郎は自分も裸になった。そして三郎の尻を撫でると、にんまり笑って尋ねた。 「もしかして処女?」 恥ずかしさに加えて怒りで顔を真っ赤にした三郎は、四郎を抱えて体を反転させた。そして黙ったまま四郎の脚を抱え上げた。 「ちょっ、待てや三郎!」
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