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「エッチしたいなら一緒にしようや。そんな暇あったら訓練したい所やけど、今一郎さん貸し切りや。斬り殺す心配しながら訓練するの邪魔やて追い出された」
「へえ、あいつも訓練するんだ――ってバカ、マジ放せ!」
「さっき俺にちょっと抱きつかれただけで感じてたやないか。もっと気持ちようしたる」
とうとう押し倒されて肌に薄ら花が浮かび上がり始めても、三郎は抵抗を続けた。
「止めろ、なんでおまえと――」
「俺がええって。おまえ、知らんやろ。恋愛感情ない相手とした方が楽に気持ちよくなれるで」
「はあ?」
意外なことを言われて気を抜いた瞬間に着物を開かれた。四郎の柔らかい唇が、咲き始めた花の中心に触れると、三郎はピクリと跳ねて花の色を濃くした。
「どうして欲しいか言うてみ。好きな相手じゃ恥ずかしくて言えないこと、何でも言うたらええ」
「バカ、好きじゃなくても恥ずかし――んっ」
「まあ言わんでもバレバレやけど。てかおまえ、えらい敏感やな」
触れる度一々反応する体に感心しながら三郎を裸にすると、四郎は自分も裸になった。そして三郎の尻を撫でると、にんまり笑って尋ねた。
「もしかして処女?」
恥ずかしさに加えて怒りで顔を真っ赤にした三郎は、四郎を抱えて体を反転させた。そして黙ったまま四郎の脚を抱え上げた。
「ちょっ、待てや三郎!」
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