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肌にゆっくり指を這わせ、次郎の答えを喘ぎ声に変えながら、一郎はまた問い掛けた。
「あの2人を、どう思う?」
「どう……とおっしゃられても……はんっ」
体の内側に一郎の指を感じて、次郎はビクンと震えて目を閉じた。
一郎の長く美しい指が、恥ずかしい場所に触れている。それがゆっくりと動き始めると、次郎はもう一郎が欲しいということ以外考えられなくなった。
「あまり興味はない、か?」
欲望に頬を染め瞳を潤ませた次郎の美しい顔を覗き込むと、一郎は濡れて開いた場所から指を抜き、もっと次郎を喜ばせるものを入れてやった。
「はあ……あ!」
次郎は甘い声を上げて仰け反り、一郎を逃がさないように、彼を受け入れた場所に力を込めた。
「ああ……」
一郎の唇から、低く艶のあるため息が漏れる。
もっと一郎を喜ばせたい。次郎は自ら腰を動かし始めた。
そんな淫らな姿を眺めて楽しんでいる視線を感じて目を開き、一郎と目を合わせると、今度は次郎が一郎に尋ねた。
「一郎様は……どうなの……ですかっあ……」
単純に美しさということであれば、2人は次郎に敵わない。
しかし、四郎の顔立ちは明るく華やかで愛嬌がある。そして三郎は――
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