第1章

2/9
前へ
/9ページ
次へ
突然だが此処はどこであろうか? 目の前に現れた見たことない景色に俺は戸惑いつつも今、自分が置かれてる現状を冷静に分析することにした。 まず、俺が住んでいた街、行ったことある場所にはこのような景色を持つ場所はない。 そして、ついさっきまで何をしていたか…… 俺はとある特殊な学校にて雪山での特別訓練を実施していたはずだ。 っで、突然俺をピンポイントで襲ってきた雪崩れに襲われそのままクレパスにダイブイン! 「あっ、人生終わったわ。 南無阿弥陀仏、般若心経、アーメン、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!死ぬ前に可愛い彼女と制服デートしてカラオケとか色々行ってイチャイチャしたかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」 っと思い出すのも恥ずかしいほど欲望にまみれた言葉を残しつつ地面に真っ逆さま、怖くて目を瞑ったところまで覚えている。 っで何時までたっても地面と激突する気配が無いから「ん?」っと思って目を開けたら見慣れぬ景色が広がっていたのである。 「んー……この状況から察するに……これは、まさか、考えたくないけど……異世界に転生したってやつ!?」 いやいや、まさかそんな事ないよね。うんきっと此処は日本の何処かできっと見たとこない辺境の地なんだろう。 「はっ!?まさかここが噂に聞いた日本最後の辺境の地魔界『グンマーワールド』なのか!?」 (群馬の方御免なさい) いやいや、それなら安心。いくら辺境の地魔界『グンマーワールド』であろうと同じ日本に住む人が居るなら何ら問題ない。 なーんだ安心安心……… 「って!な訳あるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」 雪崩れに巻き込まれて、クレパスにインして、っで目を開いたら群馬でした!やったね♪有るわけないだろ!どんなイリュージョンだよ!?何群馬には人類の叡知を凌駕した魔法みたいな物があるの?有るわけ無いだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!! もう一度冷静に考えよう。ハプニングに巻き込まれて、目が覚めたら見知らぬ光景、これはもうつまり…… 「やっぱり異世界転生って奴か……」 ひょっとしたら落ちるときに南無阿弥陀仏とか般若心経とかアーメンとかやたらめったら唱えてたから天国に召されたのかと思ったが足元を見てみると自分の影もある。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加