女子剣道部物語 玉竜旗抜粋44章 「初天神」

44-1章 再会

はぁ～～～岩永さんっ
お疲れ様でした～、そしておめでとうございましたぁ～。

と主人公の一人、みくりの父サトシが
ビールのコップを岩永のコップにカチンと軽くぶつけ天拝山高校の女子の団体戦ベスト16について祝った。

岩永もお疲れ様っと言いながら
目尻にシワを寄せて笑った。

岩永の娘、凛子の玉竜旗が終わり
一度部員全員、父兄含め、学校へ戻り
そして反省会と挨拶を終え散会し
二人は福岡天神の屋台へ繰り出して来たのであった。

ところでサトシさんっ。
岩永がグイっとビールを飲み込む。
そして心配そうに聞く。

本当にあの二人は大丈夫？

あーーー、、、うーーーん
どうですかね？あの二人はあたしじゃ無いのでわかりません。

何、訳のわかんない事を言ってんの。全くサトシさんは(　ﾟдﾟ)

まぁまぁ、一緒にいると
際限なく食べ続けるし、買って買って言うから良いんですよ。ほっといて。
はぁーーー良かった。会場の帰りで、もし見つけちゃったら、夜、連れてかなきゃいけないじゃないですか。あたしの財布がもたないですよ。
気にせず、二人で福岡天神の屋台を楽しみましょう。

全く、、、。携帯！携帯電話連絡きてないの？

えぇ～、、、っとですね。
あっ！？

とサトシは携帯を見た後、電源を落とした。