第1章 残念王子に奇跡の再会

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二日後、わたしの携帯は奏に没収されて、ライン画面を確認された。 完全に油断していたのだ。 放課後の教室で、奏と凛子のバスケ部が終わるのを待っていた。 二人が入ってきたことにちっとも気づかず、そのまま後ろから携帯をひょいっと取り上げられてしまった。 画面に集中し過ぎていたみたい。 取り上げられてから抵抗してもぜんぜん遅い。 「きゃーっ! これマジ? あいつほんとにイケメンだよね」 「うわっ。すごいね。宇城が本気を出すとそこらへんの芸能人は完全に負けるよ」 「波菜が名前出したから、竹河涼の写真集を絶対に参考にしたよ、これ!」
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