第1章 残念王子に奇跡の再会

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 ただ芸能人でもないのにこれを平気でやってのけ、しかも女子の携帯に送りつけるなんてことを……。 「これをなんの疑問もなく真面目にできちゃうとこが宇城だよね」 「全く! 発見したのがうちらじゃなかったら完全にドン引きされて、まあネタにされるよね」  数秒後、最初のテンションはどこへやら、奏に続き凛子も声をひそめ、充分に……ドン引き、しているじゃなーい!  自分たちで勧めたくせに。 「奏、凛子、これ、絶対に絶対に言いふらしたりしないでよ? こんな自撮りを焚きつけたの、奏と凛子なんだからね?」 「わかってるよ。宇城はあれでも友だちだからね」
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