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「さらしものなんかにできないもん。……どんなにバカでも。てか、セルフ使いこなしてるよ。練習までしちゃったのかも。あいつの必死さがマジでかわいい! 泣ける!」
泣けると言っているくせに、凛子はきゃはは、と声を出して笑いころげている。
「もう、奏も凛子も立派にさらしものにして面白がってるってば。……まあ、面白がってるのは宇城くんのほうも同じなんだろうけど」
「そんなことしてないよ! 純粋に宇城の恋路を応援してやってるだけだよ。もう波菜は奥手すぎるんだもん!」
「凛子ってば! ほんとに好きな子にこんな恥ずかしいことができるわけないでしょ? わたしはからかわれてるだけなんだってば!」
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