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「あんまり遅いからお迎えに来たんじゃありませんか! 事務室で聞いたらその生徒ならカンニングの疑いで事情を聴いています、なんて返されたんですよ? どんなにわたしが心配したかわかってるんですかっ?」
「間違いだって」
「そうみたいですね。でも昨日のうちからちゃんと用意しておけばそんなことには、ならななかったはずでしょ?」
「うるさいな」
「今朝だって遅刻しそうになるからわたしが仕方なく送るはめになったんです。まあ朔哉さんが気乗りしてないからお目付け役的な――」
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