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奏の言葉をうけて、さっきは結婚考えてもいいなんて言っていた凛子まで賛成する。
「でもさ、ほら漫画でよくある表の顔は王子で裏は腹黒、ってわけじゃないじゃん？ だからうちも、かわいい波菜を宇城にならまあ任せてもいいかな、って思うんだよね。ズレてるだけで性格が悪いわけじゃないもん。ちゃんと波菜を大事にしてくれそう」
「どこがよー！ 奏！ わたしのことおもちゃ扱いしてるんだよ？ からかって遊んでばっかりいるんだよ？」
「宇城はガキだから、愛情表現が小学生の低学年通り越してまだ幼稚園児なみなんだよ」
「なにそれ、幼稚園児なみって？」
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