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ふくらはぎが発達しているせいで、いきなり細くなる足首の締まり具合が超超超セクシーで、倒れそうになった。
恐ろしい!
わたしって変態のケでもあったんだろうか。
「波菜、なんか……顔が赤いの通りこして、よだれ出てない?」
「そ! そんなことは、ななないよ」
「あーあ、朔哉。モノが落ちるからここのファスナー気をつけろって、いつも注意してんじゃん」
そう言うと多田山くんが、宇城くんのリュックのサイドファスナーを慣れた手つきでシュっとあげた。
「ケッケッ! 朔哉また靴下左右で間違って履いてきてるぜ」
「げっ! マジか? 今日だけは気をつけようと……。うるせえんだよ、駿平! そこは黙っとけ」
指摘した森本くんのことを、宇城くんは足先だけで軽く蹴っ飛ばした。
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