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次の日の朝。
昨日の夜にキッチンの食糧庫を調べたら、思ったとおりパスタや缶詰の買い置きがあった。
だけど宇城くんが想像していたより缶詰だけがずっと少なくて、今日のお昼を六人で食べるには足りなそうだった。
パスタとお米は充分あったけど、このままじゃメイン食材も野菜も飲み物もない。
朝から出てもなんだかんだで昼くらいにはなる、と宇城くんが言ったら、
「それから買ってきたものを仕分けして六人ぶんの昼飯の用意とか面倒! ちょうどいいからお前らは二人で食ってこい! 昼飯の材料、四人ぶんならギリイケる」
ということになった。
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