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「ベッド、行きましょう」
「…う、ん」
頬を撫でられ郁人くんに抱きかかえられた。
ベッドに降ろされるといいにおいがした。
郁人くんのにおい…全身が包まれてるようだった。
ギシッとベッドが軋む。
至近距離で見つめ合い再び唇を合わせた。
郁人くんの手がネクタイを外し、ブレザーを脱がせた。
床にシャツも落ちて上半身裸の状態になった。
下は自分で脱ごうとベルトに手を掛けた。
しかしいつもみたいに上手く力が入らない。
郁人くんはクスクス笑いベルトを引き抜きズボンと下着を一気に脱がせた。
「わわっ!!」
「…細いな、ちゃんと食べてますか?」
そりゃあ着崩した制服の隙間から見える逞しい体には負けるけど、ちゃんと食べてる…給料前は少食だけど…
恥ずかしくてうつ伏せになる。
ひょろい腹筋を隠そうとしただけだが郁人くんが背中に口付けて体が跳ねた。
「ひぅっ」
「ごめんなさい、細くても綺麗ですって言いたかったです」
男としてそれもどうなのだろうかと思うが郁人くんの顔がうつ伏せだと見えないと仰向けに戻ると嬉しそうに笑う郁人くんがいた。
郁人くんの首に腕を回して口付けた。
俺のに触れて撫でられるように擦られ腰が浮いた。
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