本編

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初めての快楽に、大好きな人に触れられて涙が溢れる。 「あっ、んんぅ…あぁっ」 「佐助さん、熱いです…佐助さんの中」 用意していたのか携帯ローションの袋をポケットから取り出して俺の下半身にかけた。 用意周到だと思って見ていたら視線に気付いた郁人くんが「た、たまたまクラスの奴にもらっただけですから!!本当ですよ!?」と弁解していて暖かく見つめていた。 そのローションをどうするのか分からずジッとしていると、尻の奥に指を入れて驚いた。 「郁人くん!?そこはダメだよ!」 「…でも、男同士はここで愛し合うんです」 「そ…なの?」 郁人くんが嘘つく理由もなく、そうなのだと思う。 でも、男同士なら郁人くんの…それが、こう…入るわけで…入るのだろうか。 不安そうな俺に郁人くんも不安げだった。 「やめますか?…無理強いはしたくないです」 「そんなことない!全然怖くない…わけじゃないけど、でも郁人くんと繋がりたい」 俺のドキドキが伝わればいいと郁人くんをギュッと抱き寄せる。 …必死で精一杯のこの思いを感じて欲しい。 郁人くんが抱きしめ返す。 「佐助さん、俺も繋がりたい…ずっと繋がりたいって思ってた」 途中まで入っていた指を推し進める。 最初は異物感があったが、広げるように慣らされて薄れていった。
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