282人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
初めての快楽に、大好きな人に触れられて涙が溢れる。
「あっ、んんぅ…あぁっ」
「佐助さん、熱いです…佐助さんの中」
用意していたのか携帯ローションの袋をポケットから取り出して俺の下半身にかけた。
用意周到だと思って見ていたら視線に気付いた郁人くんが「た、たまたまクラスの奴にもらっただけですから!!本当ですよ!?」と弁解していて暖かく見つめていた。
そのローションをどうするのか分からずジッとしていると、尻の奥に指を入れて驚いた。
「郁人くん!?そこはダメだよ!」
「…でも、男同士はここで愛し合うんです」
「そ…なの?」
郁人くんが嘘つく理由もなく、そうなのだと思う。
でも、男同士なら郁人くんの…それが、こう…入るわけで…入るのだろうか。
不安そうな俺に郁人くんも不安げだった。
「やめますか?…無理強いはしたくないです」
「そんなことない!全然怖くない…わけじゃないけど、でも郁人くんと繋がりたい」
俺のドキドキが伝わればいいと郁人くんをギュッと抱き寄せる。
…必死で精一杯のこの思いを感じて欲しい。
郁人くんが抱きしめ返す。
「佐助さん、俺も繋がりたい…ずっと繋がりたいって思ってた」
途中まで入っていた指を推し進める。
最初は異物感があったが、広げるように慣らされて薄れていった。
最初のコメントを投稿しよう!