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それから時折、おばさんは私にプレゼントをくれるようになりました。「嫌なことがあった時に綾子ちゃんに会うと、安心するの」そういって微笑んでくれるおばさん。
私はあやとりやおはじきのような、私くらいの年頃の女の子が遊ぶものをおばさんにいくつも教えてもらいました。不器用な私はぜんぜん上手にできなかったけれど、おばさんのプレゼントを断るのも申し訳なく、物置のなかにそっと置いておきました。
そして、外に行けない日はそれらを並べてじぃっとみていると、身体が押しつぶされてしまいそうな寂しさのなかで、心のどこかがほんの少しだけ温かくなれたような気がしました。
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