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ところで、この人、なんで、此処に居るんだ、と思っていたが、何故か帰らない。
「課長。
どうしたんですか。
まさか、自分が言いつけたせいで、私が怪我をしたので、責任感じてるとか?」
と言うと、
「莫迦か。
脚立から落ちたのは、お前の責任だ」
と言われる。
うう。
そうですよね。
相変わらず、バッサリ袈裟懸けに斬るような口調だ。
「そんなんじゃない」
と言いながら、雅喜は何故かベッドに腰掛け、溜息をつく。
「どうしたんですか?」
と言うと、
「いや、自分でもよくわからない」
と言い出した。
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