†風に舞う、気高い二羽の夢物語†

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一羽の鳥は ある日怪我をし またある日は 汚れを そのままに 帰りついた そう 始まる ¨物語¨の ト書き その 主役こそが キミだよ 羽が折れた瞬間 キミは 僕にいったんだ 覚えていますか? ¨‥なんでもなくはない¨と だけど 僕は 腑に落ちなかった ただ ただ 護られて は 僕が なんの為に いるのか わからずにいたから でもキミはいう ¨大丈夫だから 任せろ¨と ある日 見たキミは 大丈夫 ではなく 暖かい 炎を 身に纏った カミサマみたいな 大きな存在になり 羽を大きく 広げていたの 光と影 互いに 背中合わせ て 漸く 僕も キミも 飛べるよ? いつかの キミが 笑う その時は ほら 僕と キミの この 鋭く光る眼の 向こうで待っている もう 寂しくなんかない だって 僕たちは 二つで 対 きっと なくてはならない 大切な 僕の 羽 今宵も 風に乗られるよ
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