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「左だけじゃ、ダメですよね? こっちも……」
そのまま、左から右に舌でくすぐりながら移動する。
「ふっ、ぅ……っ……!」
知己の胸に濡れた痕がぬらぬらと薄暗い部屋明かりを反射し光った。
空いた左の乳首には、今度は指ではさむと丁寧に刺激を与えた。
「……も……っ!」
次々とわき上がるくすぐったいような快感に、知己は息を荒げた。
「中位……! やめろ……っ……!」
声は薬の為に小さかったが、半ば叫びにも似た知己の言葉だった。
「だめです。イイ所探しは、やめませんよ。でも……そうだな」
将之は、震える知己のそれに舌を這わせ
「僕の事を『将之』って呼んでくれるのなら、やめてもいいかな?」
図々しい要求をしてきた。
「……いや……だ」
「じゃ、ぼくも嫌です。やめません」
ねっとりと乳首を舐めたかと思ったら、そのまま口に含み、ちゅうっときつく吸った。
「……ひぅっ!」
悲鳴じみた吐息が知己から漏れた。
将之は、キスを繰り返しながら移動を始めた。
新たなる所を探す為に。
知己の腹筋の流れに沿って丁寧に舐め、やがてそれは臍付近にまで到達した。
「……ぁ……っ、ゃ……」
感じる所に触れるとわずかに震える知己の反応を、将之は見逃さなかった。
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