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ゴールデンウィークに入った。
大学は休みでも、バイトはちゃんとある。
僕は、栄と顔を合わすのも嫌だったけど、仕事だから、仕方無い。
でも、栄が僕に話しかけようとしても、僕は栄を無視した。
あんなことしておいて・・・
許せない・・・
「どうしたの?なんか、栄くんとあったの?」
ホール担当の田中さんから、聞かれる。
僕は、何も言えない。
「いえ・・・何でも無いです。」
そう言うしか無かった。
「俺でよかったら、相談くらい乗るから、何かあったら、言ってね。」
田中さんは優しい。
僕の嫌がることもしない。
その優しさに、少しずつ、僕は惹かれていった。
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