そうだ、銀座へ寿司を食べに行こうよ!

2/4
前へ
/4ページ
次へ
やっと秋雨前線も谷間。東京丸の内で酷い仕打ち。「満席」入店拒否された。でもアサミさん曰く「あんたの服がダメだから入店拒否されたのよ」 達はTシャツに短パンだった。 「歩いて銀座へ行こう。マー君の寿司屋へレッツゴー」 「いいね。お寿司」 「満席だから服が違うから」と断らない。誰でもオッケイ。寿司は待っていれば空く。回転が速い。カウンターがいい。テーブルはつまらない。寿司職人のもてなしを受けられないからだ。鯔背な粋な寿司職人。磨き上げた握り寿司のパフォーマンスを目の前で披露してくれる。 達の隣に中国人の若い女がふたり座った。スマホに夢中である。顔つきが平版。無表情。緊張しているのか強張っているの? カウンターは常連文化でもある。異国のまして中国の一見客には冷たいのかも知れない。 中国語のメニューが出された。一緒に「上がり」も出された。食事とお酒を合わせることはしないようだ。右の彼女は野球帽を逆さに被っている。寿司屋に来るならもっと食文化とか調べてくれば面白い筈だが。勉強不足? 直ぐ帰ってその後も中国人。今度は若いカップルだ。一見して中国人だと分かった。彼らもスマホを片時も離さない。 達はリズム
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加